まず、韓国に来てから初めにしたことは「隔離」でした。
コロナ禍での留学ということもあり、韓国に到着してから2週間の隔離と隔離期間中2回のコロナ検査がありました。お世話になる語学堂を運営されている京福大学さんの寮で2週間の隔離期間を過ごしたのですが、思いのほか早く2週間が過ぎていったなと思います。
はじめは、注文したごはんが届かないなど不便なところが目につきましたが、21時を過ぎても教授さんが「ごめんね」と言ってちゃんとごはんを買ってきてくださったので、忙しい中でもしっかり生徒の面倒を見ようとしてくださっているんだなと思いました。
暇な時には、ひとりピザパーティーを開きながらNETFLIXで映画を見たり、大学のオンライン授業に出席したりと「隔離」されているとはいえ、有意義な時間を過ごすことが出来たので、今振り返るとコロナ検査による鼻の痛みや空腹にたえる辛い隔離期間というよりも、いかに楽しく過ごすか工夫し、取り組んだ充実した2週間だったなと思います。
隔離後のソウルキャンパスでの授業も楽しく、先生方も韓国語に関する質問に丁寧に答えてくださるので、韓国語の学習も着実に進められているなと思います。
次にAcopiaさんが開講しているレッスンについてですが、ボーカルレッスンではレッスン時間を割って一人一人見てもらえるので、それぞれに合った指導を受けられますし、自主トレーニングの方法まで教えてもらえるので、歌が苦手な私でも一歩一歩前に進んでいけているなという感覚があります。
ダンスレッスンについてですが、まず週2回ある通常レッスンでは、今のところオーディション用の曲をそれぞれが先生と相談しながら決め、レッスン時間を割り、一人一人指導を受けています。元は団体で踊る振付をオーディションで一人で踊っても質素に見えないように先生が改めてくださるのでありがたいです。
先週から始まった養成コース専用ダンスレッスンでは、POPソングの振付を中心に習うようです。通常レッスンの先生とは違う先生なので、踊りに関する考え方を複数の視点で学べてうれしいです。
こちらのレッスンでは、アイソレーションから丁寧に教えていただけるのとK-POPアイドルの振付とは違う振り付けも学ぶことが出来るので新鮮でまた楽しいです。
韓国語のレッスンも週一で受けているのですが、語学堂よりも進んだ内容を学べて、先生が若者言葉や流行っているゲームなどより身近な言葉や文化まで教えてくださるので、かっちりとした雰囲気というよりも楽しくおしゃべりしながら学んでいるという感覚です。
そして、オーディションについてですが、いくつかのオーディションに参加したり、見学してみて新人開発チームの方が直接「もっとこうしたほうがいいよ」、「こういう路線でやってみるのいいかも」といった改善点や活動の提案をしてくださることがあり、驚いたのと同時に非常にありがたく思いました。
芸能界やK-POP市場のお話までしていただけることもあり、自身の人生計画を立て直す参考になることもあります。
オーディションに来てくだっさた新人開発チームの方やAcopiaさんの社長さんがアイドルだけではなく、ほかの可能性のある分野まで提案してくださるのは、生徒一人一人を見てくださっているからなんだろうなと思っています。
Acopiaさんは生徒一人一人の意見をしっかりと聴いてくださりますし、常に生徒のことを考えてサービスを提供してくださります。住む国を変えるというのは大変なことで、社会的手続きすら一人でまともにやってきたことがない私が母国を離れてちゃんと生きていけるだろうかと不安に思っていましたが、生活面での相談にも乗ってくださるのでありがたいと思っています。
Acopiaさんや先生方、オーディションに来てくださる芸能事務所の方やオーディションを開催してくださる芸能事務所の方、助言をくださる方々へ恩を返せるように、これからも学習と努力を重ねていきたいなと思います。
そして何より、自分のために自分に合った芸能生活を送れるよう、頑張っていきたいと思います。
(2021年3月~8月 練習生養成コース Y.S)